死んでから見つけてください

まだ生きてるけど

20191220

毎日自分が嫌いな瞬間があるけれどそういう日は大抵乗り越えられる。そういう日々を乗り越えてやってきた日に苦しめられる。わたしが一番嫌いなのは私自身なのに、どうしてわたしを一番捨てられないのだろう。こんなに消えてなくなりたい夜に、自分を消すことができないのはどうしてなんだろう。部屋の中まで聞こえてくる風の強い音が自分の惨めさを一層際立たせている。消えてしまうにはまだ早い、ずっと引きずっている恋になんらかの動きを示してから死にたい、この前大阪で出会った、好きな映画が一緒の男の子が脳裏にチラつくし、久しぶりに友達と食べたサイゼリヤのジャンクな味がまざまざと蘇る。わたしを殺すための材料はいっぱいあるけど、同時にわたしを生かしてくれる記憶もたくさんある。わたしは過去を捨てられないし、未来も捨てられない。自分を捨てることってすごく難しい。夢はあるけどこの夢のために一心不乱にはなれなくて、すぐに寄り道をしてしまう自分の甘さも嫌いだ。ポケットに手を入れると、吸ったことが無いくせにお守り代わりに持ち歩いているマルボロのタバコの感触があって腹立たしい。どこか斜に構えて同級生を小馬鹿にしていて、わたしのことなんて誰にもわからないなんて悲劇のヒロインのように振る舞って、なにかに責任を押し付けて自分を肯定してしまう自分も嫌い。自分の甘さを認められないわたしが嫌い。鏡をみて自己嫌悪する自分もきらい。こんなに絶望しているのに明日の用意をしてる自分も嫌いだよ。嫌いなんだよこんなに嫌いなのに わたしはわたしを捨てられないよ

本当は自分が一番大事なあたしも嫌いでそういうこと言ってる自分が大切